機能概要

利用者に関する全ての情報がここから閲覧・登録できます。
新規の利用者登録、保険情報や訪問看護指示書など必要な情報の登録、看護記録など各種書類の作成、訪問予定の登録ができます。

利用者一覧

利用者一覧が表示されます。利用者の検索や並び順が変更できます。

①新規利用者が追加できます
(A)利用者が検索できます
(B)利用者名のふりがなの先頭文字を基準に、あ行~わ行/ん/その他で絞り込みます
(C)表示順が変更できます
(D)表示する利用者を絞り込みます
利用者一覧はデフォルトでは現在有効となっている利用者名が表示されています。中断・終了した利用者を表示したい場合や設定したグループの利用者を表示したい場合は条件を変更してください
(E)利用者情報表示エリア

【メモ】
利用者一覧の見方
・氏名:利用者の氏名
 ・( )内の数字:ログインしている職員様ご担当の書類(計画書・報告書・情報提供書・事故ヒヤリハット)未提出件数
・ふりがな:利用者の氏名のふりがな
・生年月日/年齢:利用者の生年月日と年齢
 ・蝋燭のアイコン:お誕生日の3日前から前日までカウントダウン
 ・ケーキのアイコン:お誕生日当日
・指示書:指示書の登録状態を表示します
 ・指示書未登録:現時点で有効な指示書の登録無
 ・訪問看護指示書:普通指示書登録済み
 ・精神科訪問看護指示書:精神科訪問看護指示書登録済み
 ・(精神科)特別訪問看護指示書:(精神科)特別訪問看護指示書登録済み
・保険:保険の登録状態を表示します
 ・保険情報未登録:現時点で有効な保険の登録無
 ・介護:介護保険(要介護1~5)が有効
 ・介護(定期巡回):介護保険が有効([基礎情報]>[定期巡回]で現在有効な定期巡回の設定有)
 ・予防介護:介護保険(要支援1・2)が有効
 ・医療:医療保険が有効
 ・公費単独:公費単独が有効
 ・公費単独(公費有効期限切れ):公費単独が有効(現在有効な公費の登録無)
・証明書/認定証:高齢受給者証や介護保険負担割合証の登録状態を表示します
 ・高齢受給者証未登録:現在有効な高齢受給者証の登録無
 ・負担割合証未登録:現在有効な介護保険負担割合証の登録無(介護保険の「給付率」が空欄の場合のみ)
・登録:以下の登録状態を表示します。
 ・「医」のアイコン:現在有効な介護保険の登録有・医療保険の登録無
 ・「急」のアイコン:現在有効な指示書に[24時間対応体制加算(医療)]もしくは[緊急時訪問看護加算(介護)]が登録されている
・グループ:グループのアイコンもしくはグループ名を表示します
・ID:利用者のIDを表示します。

利用者新規受付

[利用者一覧]の右上にある[+利用者新規受付]を押すと、利用者が追加できます。

【メモ】
[重複登録チェック]で利用者の重複登録を防げます。氏名を入力してから[重複登録チェック]を押すと、既に登録がされていないか検索できます。

利用者を重複登録してしまった場合は、[基礎情報]>[状況]にある[この利用者様を削除]を押すと削除できます。

※削除をする前に、削除予定の利用者の提出記録や登録情報がないか、必ずご確認ください。削除すると、利用者に関するデータ(看護記録書Ⅰ・Ⅱ、月次報告書、看護計画書、レセプト確定状況一覧など)は出力できなくなります。

利用者ページ

利用者個人の情報が全てまとめられたページです。

①タブの切り替えができます
②利用者の[レセプト処理]に遷移します
③[訪問へ行く]に遷移します
④訪問予定と利用者個別の予定を作成します
⑤カレンダーに表示する指示書情報や保険情報の有効期間の表示を設定します

(A)並びが前後の利用者へ移動します
(B)利用者一覧に移動します
(C)利用者の基本情報が確認できます
(D)メッセージボードへの登録および内容を確認します
(E)設定したグループを表示します
(F)カレンダーの表示を切り替えます
(G)カレンダーの月表示を[<]で前月に[>]で翌月に切り替えます

ホーム

カレンダーには、保険や指示書の期間、訪問予定、訪問実績、誕生日(ケーキのアイコン)など利用者の情報を表示します。

詳細情報

利用者氏名の右側にあるアイコンを押すと、生年月日やキーパーソン、主治医やケアマネジャーの連絡先など利用者の[詳細情報]が確認できます。

メッセージボード

[詳細情報]の右側にあるアイコンを押すと利用者ごとに情報が登録できます。

【注意】
複数の職員が同時にメッセージを登録している場合は、メッセージボードの保存時に、注意メッセージが表示されます。上書きしたくない時は自分が登録しようとしたメッセージをコピーしてからメッセージボードを閉じてください。再び開くとメッセージボードが更新されています。その上から編集・登録してください。

予定を作成する

予定を作成する画面で[利用者個別の予定として登録]をONにすると、例えば病院受診予定など、訪問看護以外の利用者個別の予定が登録できます。

利用者個別の予定の登録と登録した利用者個別の予定をカレンダー上で閲覧できるのは利用者ページ>[ホーム]のみです。
また、[訪問予定管理]と同じように複製や繰り返し設定ができます。

また、「利用者個別の予定として登録」と「タイトル(定型:項目選択)」の両方をONにすると、タイトルが選択式になり、入退院や入退居の予定が登録できます。
月途中で訪問場所が変更となった場合、および、初回の訪問看護を実施する前に利用者が再入院した場合は、タイトルは手入力をせず、「タイトル(定型:項目選択)」の機能で登録をするようにしてください。
場所も選択式になっているため、マスタメンテに登録している連携機関から選択できます。

【関連ページ】
繰り返し設定の詳細についてはカレンダーの繰り返し設定を参照してください。
カレンダー>繰り返し設定

入力項目

ここでは[+利用者新規受付]で追加した利用者に入力できる各種項目について説明します。

【メモ】入力の手間を省くコツ
関連機関や保険者、自費などよく使用する項目をマスタメンテに登録しておくと、入力欄で選択できます。
また、入力欄で登録した項目は検索できます。

特に保険者など番号の入力間違いが起こりやすい項目については、マスタメンテに登録しておくことで入力間違いが防げます。ぜひご活用ください。

【関連ページ】
関連機関などの各種項目は、マスタメンテの連携機関マスタで登録できます。
マスタメンテ>連携機関マスタ

基礎情報

以下が入力できます。

  • 基本情報
    利用者の氏名などの基礎情報が登録できます。
  • 請求情報
    集金代行サービスを利用するための情報が登録できます。
  • 状況
    利用者が所属する事業所(どの訪問看護ステーションが訪問するのか)や訪問終了日が登録できます。
  • 状態
    心身の状態が登録できます(訪問看護療養費明細書に反映されます)。
  • 受付情報
    依頼元が登録できます。
  • グループ情報
    利用者をグループに所属させることができます。
  • 定期巡回
    定期巡回の設定が登録できます。

【関連ページ】
[基礎情報]の変更履歴を保存する機能があります。
基礎情報の履歴機能

基本情報

  • 訪問場所
    iBowレセプトの訪問看護療養費明細書の[訪問した場所]に反映されます。
    ・[自宅]を選択した場合、訪問看護療養費明細書の[1 自宅]に〇がつきます。
    ・[施設]を選択した場合、訪問看護療養費明細書の[2 施設]に〇がつくとともに、( )内に[施設コード]が反映されます。
    ・[その他]を選択した場合、訪問看護療養費明細書の[3 その他]に〇がつくとともに、( )内に[建物名]に入力した文言が反映されます。
  • 住民票登録先住所と異なる
    訪問先と住民票登録先住所が異なる場合、訪問先でない住民票登録先住所を登録するための項目です。[住民票登録先住所と異なる]をONにすると登録項目が表示されます。
  • 請求書送付先住所と異なる
    iBowレセプトの利用者向け請求書・領収書の宛先にここで登録した住所が出力されます。[請求書送付先住所と異なる]をONにすると登録項目が表示されます。
  • 訪問に要する時間
    特別地域加算算定時に必要になる利用者宅へ訪問に行くために要する時間を分単位で入力します。
  • 特別地域加算(医療)
    訪問に要する時間を入力し特別地域加算を「あり」にすることで、特別地域加算が算定できます。
    ※特別地域加算(医療)は片道60分以上移動時間を要する場合のみ算定可能な加算ですので、ご注意ください。

請求情報

集金代行サービスを利用するための情報が登録できます。
登録した情報はiBowレセプトの口座振替データに反映されます。

【注意】
こちらに入力した情報はiBowレセプトに連携します。iBowレセプト以外のレセプトには連携されませんのでご注意ください。

【関連ページ】
・iBowレセプトの口座振替データ出力については下記を確認してください。
iBowレセプト操作ガイド
集金代行会社に渡す口座振替データを作成するには、iBowやiBowレセプトでどのような操作が必要ですか。
・マスタメンテから全ての利用者の請求情報をExcelで一括登録できます。
マスタメンテ>利用者請求情報

状況

  • 事業所
    サテライトを選択した場合、事故ヒヤリハット以外の各種書類の事業所名にサテライト名が表示されるようになります。
  • 主治医(指示書で登録)
    指示書情報の[医療機関情報]に設定した医師名が自動で反映されます。
  • 訪問看護終了日・終了理由
    両方設定すると利用者が中断・終了扱いになります。終了の利用者を利用者一覧に表示するには、[絞り込み]で[中断・終了]を選択して検索してください。

  • 死亡日・死亡場所
    iBowレセプトから出力する訪問看護療養費明細書の[死亡の状況]に反映します。
    死亡場所には〇が付きます。[施設]を選択した場合、( )内に施設コードを反映します。

 

  • 予防訪問看護減算起算開始月
    減算条件の詳細と設定方法については、以下をご参照ください。

    【関連ページ】
    予防訪問看護及びPT・OT・STによる訪問12月を超えた場合の減算
  • iBow以外で感染症対策実施加算の算定実績がある場合の実施回数※iBowでのみ算定している場合、実施回数は自動集計されるため設定は不要です
    iBowを利用する前に感染症対策実施加算の要件に当たる訪問をしている場合はONにしてください。
    [実施回数]には、iBowに実績を登録する前に感染症対策実施加算の要件に当たる基本療養費を算定する訪問回数を登録します。
    例えば「30回」と登録した場合、次の訪問が31回目となるため感染症対策実施加算が算定できます。実績確定を行うと、[心身の状態]に「訪問31回目(〇月〇日)につき、訪問看護感染症対策実施加算を1回算定。」という文言が反映されます。
  • この利用者様を削除
    利用者情報が削除できます。
    削除した利用者は、[マスタメンテ]>[ログ]>[利用者/職員の復元]で復元できます。
【関連ページ】
利用者/職員の復元

状態

  • 心身の状態
    iBowレセプトから出力する訪問看護療養費明細書の「心身の状態」に反映します。
  • ADLからの反映を停止
    [ADLからの反映を停止]をONにすると、ADLまたは看護記録Ⅰを提出しても基礎情報「心身の状態」に反映されません。
  • ADLから情報反映
    利用者ページの[ADL]で[提出済み]かつ「評価日」が最新の情報を基礎情報「心身の状態」に反映します。

基礎情報「心身の状態」に文言が反映されるタイミング

  1. ADLで新規登録若しくは既に登録しているADLを再登録した時(「評価日」が看護記録Ⅰの「記載日」より新しい場合に限ります)。
  2. [ADL/日常生活自立度]を登録した看護記録Ⅰを提出した時(「記載日」がADLの「評価日」より新しい場合に限ります)
  3. 利用者基礎情報の心身の状態にある「ADLから情報反映」ボタンを実行した時(A月10日~翌月11日に情報反映した場合、A月のレセプト内容とADLを反映します)。
  4. 令和3年4月~令和3年9月30日の実績において感染症対策実施加算算定を算定する場合に、レセプト処理で実績確定を行った時(ADLとともに、登録した評価日と評価月のレセプト登録状況により、感染症対策実施加算の文言を心身の状態へ反映します)。
  5. [基礎情報]の変更予約がある時

【メモ】

以下2つのうち、基本的には直近で実行あるいは登録した内容を優先して反映します。

  • [ADL]>[提出済み]における登録(「評価日」が基準)
  • [基礎情報]の変更予約

グループ情報

利用者をグループ分けすることができます。
グループは[マスタメンテ]>[選択肢マスタ]>[グループ]で作成できます。

定期巡回

  • 追加
    定期巡回の履歴を追加します。
  • サービス内容
    定期巡回のサービス内容(定期・随時/定期のみ/随時のみ)を選択します。
  • 開始月サービス
    定期巡回の開始月サービス(定期/日割り)を選択します。
  • 開始日
    定期巡回の開始日を入力します。
  • 終了月サービス
    定期巡回の終了月サービス(定期/日割り)を選択します。
  • 終了日
    定期巡回の終了日を入力します。

【メモ】

  • [マスタメンテ]>[事業所情報登録]で対象となる事業所情報の「定期巡回サービス提供」を[なし]にしていると、この項目は表示されません。表示したい場合は、[なし]を[あり]に変更してください。
  • 「終了月サービス」と「終了日」は空欄でも保存できますが、追加する時点で終了日も決まっている場合はあわせて入力してください。終了日未定の場合は一旦空欄のままで、終了することが決まったタイミングで各欄へ入力してください。
  • 現在適用中の設定には、下図のように「適用中」と表示されます。

【関連ページ】

定期巡回のご利用者が月途中で入院した場合、料金は日割りになるのですか。

定期巡回のご利用者に特別訪問看護指示書が出た場合は日割りに設定したらよいのですか。

保険情報

医療保険、高齢受給者証、高額療養費設定、介護保険、介護保険負担割合証、公費が登録できます。

①操作する各種保険情報を切り替えます
②保険情報を新規で作成します

(A)保険情報を複製します
(B)保険情報を修正します
(C)[医療保険]・[高齢受給者証]・[限度額適用認定証]で登録された各情報から自動登録します(手動登録もできます)

【注意】
訪問日に有効な保険情報と指示書情報が登録されていないと、看護記録が提出できません。利用者一覧では現在有効な指示書や保険がない場合は「未登録」と赤字で表示します。
【メモ】

  • 医療保険と介護保険を両方登録している場合、介護保険法により介護保険が優先されます。ただし、下記のいずれかに該当する場合は介護保険による訪問看護費を算定しないため、医療保険が優先されます。

・指示書情報の[主たる傷病名]で[別表7状態]を選択している
・指示書情報で特別訪問看護指示書を登録している
・指示書情報で精神訪問看護指示書を登録している(認知症は除く)

  • 高額療養費は利用者の負担額を軽減する仕組みのことであり、iBowでの設定は対象者(公費単独請求を除く70歳以上の利用者など)に対して必要です。詳細は次の【関連ページ】を参考にしてください。

【関連ページ】
高額療養費についてご不明の場合は、以下を参照してください。
高額療養費とは何ですか。
高額療養費設定が必要なのはどのようなご利用者ですか。

医療保険

  • 本人/家族:70歳以上の利用者は保険種類に関係なく「高齢一」か「高齢7」になります。
    高齢一(一般又は低所得の負担率1~2割)
    高齢7(負担率3割)
  • 兼高齢受給者証
    医療保険の被保険者証と高齢受給者証が一体型になったものが利用者に交付されている場合は、兼高齢受給者証をONにします。
    兼高齢受給者証をONにした場合は、高齢受給者証を別途登録する必要性はありません。一方、医療保険と高齢受給者証が一体型ではなく別々の書類やカードで交付されている場合は、[兼高齢受給者証]をOFFにしたうえで、[高齢受給者証]で高齢受給者証を別途登録してください。
  • 減免(災害など)
    ON:高齢一、高齢7ともに7~10割全て選択できます。
    OFF:高齢一:8割、9割のみ選択可。高齢7:7割のみ選択できます。
【メモ】

  • [兼高齢受給者証]をONにして医療保険を登録した場合、その内容に応じて[高額療養費設定(限度額登録)]の「●医療保険(兼高齢)/高齢受給者証より追加」に高額療養費設定を自動で登録します。
    自動登録は補助的な機能のため、自動で登録した後は利用者の実際の状況に即しているかを[高額療養費設定(限度額登録)]で確認してください。
  • [兼高齢受給者証]をONにした場合に[高額療養費設定(限度額登録)]に自動的に登録する高額療養費設定の期間は、医療保険の有効期間(「有効期限(開始日)」~「有効期限(終了日)」の期間)です。

  • 医療保険の給付割合に応じて自動登録する内容(高額療養費の区分・高額療養費の特記欄)は以下の通りです。
    後期高齢者医療保険
    ・7割:限度額の区分は「現役並みIII」、特記欄は「26区ア」
    ・8割:限度額の区分は「一般」、特記欄は「41区カ」
    ・9割:限度額の区分は「一般」、特記欄は「42区キ」
    後期高齢者医療保険以外
    ・7割:限度額の区分は「現役並みIII」、特記欄は「26区ア」
    ・8割:限度額の区分は「一般」、特記欄は「29区エ」

【関連ページ】
医療保険登録で「保険種類」や「本人/家族」はどれを選べばよいのですか。
「兼高齢受給者証」とは何ですか。

高齢受給者証

利用者が所持する高齢受給者証を登録します。
登録後、その内容に応じて[高額療養費設定(限度額登録)]の「●医療保険(兼高齢)/高齢受給者証より追加」に高額療養費設定を自動で登録します。
自動登録は補助的な機能のため、自動で登録した後は利用者の実状に即しているかを[高額療養費設定(限度額登録)]で確認してください。

【メモ】

  • 高齢受給者証は、70歳から75歳未満(後期高齢者医療保険の加入者を除く)の利用者に交付されます。

  • [高額療養費設定(限度額登録)]に自動で登録する高額療養費設定の期間は、高齢受給者証の有効期間(「有効期限(開始日)」~「有効期限(終了日)」の期間)です。

  • 高齢受給者証の負担割合に応じて自動登録する内容(高額療養費の区分・高額療養費の特記欄)は以下の通りです。
    ・3割:限度額の区分は「現役並みIII」、特記欄は「26区ア」
    ・2割:限度額の区分は「一般」、特記欄は「29区エ」

【関連ページ】
高齢受給者証はどのようなご利用者が持っているのですか。

高額療養費設定(限度額登録)

[医療保険]や[高齢受給者証]、[限度額適用認定証]で登録された各情報から、自動で高額療養費設定を登録します。
[+新しく作成する]から手動で登録することもできます。

(A)●新規作成/限度額適用認定証より追加
[限度額適用認定証]で登録された内容を基準として、自動で登録します。
[+新しく作成する]から手動で登録する場合も、こちらに登録します。
(B)●医療保険(兼高齢)/高齢受給者証より追加
[医療保険]や[高齢受給者証]に登録した内容を基準にして、自動で登録します。

【注意】

  • 高額療養費の限度額と特記が一致しない場合があります。その場合は[修正]から開き、特記欄を手動で訂正してください(一致しないパターンの例は後記の【関連ページ】を参照してください)。
  • [医療保険]・[高齢受給者証]・[限度額適用認定証]の登録内容をもとにした[高額療養費設定(限度額登録)]への自動登録は補助的な機能のため、自動登録された各内容が利用者の実状に即しているか確認してください。
【メモ】

  • [+新しく作成する]から手動で登録する場合、利用者が所持している書類(例:限度額適用認定証)の内容を参考に登録してください。
  • [限度額適用認定証]と[高齢受給者証](あるいは[医療保険]で「兼高齢受給者証」がON)の登録が両方とも存在している場合、それらの有効期間が重複しているとその期間は[限度額適用認定証]の登録内容を優先して自動で登録します。

【関連ページ】
ご利用者ごとの高額療養費の登録方法を教えてください。
70歳以上で自立支援の公費を持っており、限度額適用・標準負担額減額認定証(適用区分Ⅰ)の呈示があった場合、高額療養費の設定はどのように設定するのですか。

限度額適用認定証

利用者が所持する限度額適用認定証や限度額適用・標準負担額減額認定証を登録します。
登録するとその内容に応じて[高額療養費設定(限度額登録)]の「●新規作成/限度額適用認定証より追加」に高額療養費設定を自動で登録します。
自動登録は補助的な機能のため、自動で登録した後は利用者の実状に即しているかを[高額療養費設定(限度額登録)]で確認してください。

【メモ】

選択した適用区分が登録済みの医療保険あるいは高齢受給者証で設定している給付割合(負担割合)と一致しない場合、例えば、高齢受給者証が”2割負担”+適用区分が”現役並みⅠ”などの組み合わせを選択した場合、[登録する]を押したタイミングで「高額療養費を登録できない内容です。よろしいですか?」と表示します。
そのまま登録を進める場合は[OK]を押し、修正する場合は[キャンセル]を押して修正してください。

介護保険

  • 申請中:介護保険証が未着状態の時に保険情報を登録する時にONにすると仮の内容で登録できます。
  • 事業所名/居宅サービス計画作成者/電話番号:[マスタメンテ]>[関連機関情報登録]で登録した担当者が選択できます。

介護保険負担割合証

給付率:[給付率を登録]をONにすると選択式から手入力に表示が切り替わります。給付率は0~100で入力してください。

公費

  • 公費種類:同じ名称の公費でも医療と介護で別の項目になっています。
    例:[医療]54:難病医療と[介護]54:難病医療
  • 新規公費追加:地方の独自公費等、公費種類に無い公費が登録できます。
【注意】
★各レセプトソフトに連携しない公費については[レセプト連携しない]にチェックを付けてから登録してください。レセプトには載せないけれど情報として確認したい公費などが対象です。
各市町村独自の公費の中には、毎月のレセプトではなく全く別の様式で別の機関へ請求するものがあります。
その場合、明細書・請求書に記載しないことがありますので、iBowに公費を登録し、レセプトソフトと連携されないようご注意ください。
  • 自己負担額:[開始日]と[終了日]を入力すると、有効期間の1か月ずつ入力欄が表示されます。月毎に自己負担額を入力してください。
    例:自己負担上限額10,000円の公費がある場合
    他の医療機関で7,000円を使用している場合は「3000」と入力してください。
  • 他医療機関(自己負担の累積額)を入力する:ONにすると[自己負担上限額]から[他医療機関(自己負担の累積額)]を引いた[自己負担額]を表示します。
  • 負担率:公費種類を選択すると自動で入力され、変更できません。

【関連ページ】
生活保護の保険情報の登録方法は以下を参照してください。
生活保護を受けている場合の保険情報登録方法がわかりません。
介護保険みなし2号被保険者の保険情報登録はどうすればよいですか。

  • 生活保護(介護)のみなし2号を登録する場合
  1. まず、公費の【新規登録】を開き、生活保護の情報を登録してください。
  2. 次に、介護保険の【新規登録】を開き、保険情報を登録してください。

被保険者番号には“H”で始まる番号を入力すると、給付率は「0」%が自動入力されるので、ご確認頂き、そのまま登録してください。

指示書情報

訪問看護指示書、精神科訪問看護指示書、点滴注射指示書、特別訪問看護指示書、精神科特別訪問看護指示書が登録できます。また、指示書のひな形が出力できます。

指示書の登録

[+新しく作成する]から指示書が登録できます。
普通指示書を登録する場合は左側にある[普通]を選択してください。
特別指示書を登録する場合は左側にある[特別]を選択してください。

以下では普通指示書の入力項目についてご説明します。

書面未到着

まだ到着していない指示書を先に登録しておきたい場合に仮で指示書が登録できる機能です。ONにすると、終了日が必須項目ではなくなります。未入力で登録すると自動的に終了日が入ります(普通指示書は6カ月先、(精神科)特別指示書は2週間先、注射点滴指示書は1週間先の日付がそれぞれ入ります)。

【関連ページ】
未到着の指示書をリストで確認できますか。

注射点滴指示あり

普通指示と同時に注射点滴指示が出ている時に使用します。ONにすると、通常の指示書の[開始日][終了日]の入力が必須ではなくなります。

注射点滴指示書だけを登録する場合は、指示書を新規で作成して[点滴注射指示あり]にチェックを入れてから、注射点滴指示書の[開始日][終了日]など必須項目を入力してください。

※訪問看護指示書の有効期限が切れている場合は、注射点滴指示書を登録しても[指示書未登録]のままになりますのでご注意ください。

主たる傷病名

指示書に記載されている主傷病をしてください。
入力した傷病名は、看護記録Ⅰや看護計画書のAIお勧め検索など各機能に反映されます。

①主治医が指示書に記載した傷病名を検索します
②①で入力した文言から想定される組み合わせの候補を表示します
③①で入力した文言に一致する接頭語・傷病名・接尾語を表示します
④(C)の「傷病名:」に表示している内容で傷病名を入力します
(A)接頭語・傷病名・接尾語をコードで検索します
(B)未コード化傷病名として入力します(該当する傷病名が見つからない場合のみ使用)
(C)②もしくは③で選択した傷病名を表示します
   ③から選択する際、接頭語と接尾語は複数選択でき、傷病名は1つのみ選択できます
(D)①で入力した文言を、前方一致・部分一致・後方一致のいずれで探すか指定します

【注意】

2024年1月以前に入力し指示書情報の修正や複製を行う場合は、登録されている傷病名をコードに変換する必要があります。コードの変換方法は以下を参照してください。

訪問看護指示書(精神科訪問看護指示書含む)の「主たる傷病名」に対する登録方法が変わりましたが、登録方法変更前に登録した指示書の主傷病名も自動的にコードに切り替わるのですか。

【メモ】

医療保険請求分の訪問看護レセプトのオンライン請求では、厚生労働省が定める傷病名レコードフォーマットに則り、指示書に記載された傷病名をiBowでは、”傷病名を検索して選択するだけ”で、レセプトに傷病コードが反映します。

コード付き傷病名とは
傷病名レコードには、「傷病名コード」「修飾語コード(接頭語・接尾語)」があり、「傷病名コード」のみで傷病名が完成するものもあれば、「傷病名コード」と「修飾語コード(接頭語・接尾語)」を組み合わせることで完成するものもあります。

例:「高血圧症」であれば、「高血圧症」(傷病名)1つで完成

例:「後天性免疫不全症候群」であれば、「後天性」(接頭語)+「免疫不全」(傷病名)+「症候群」(接尾語)のように組み合わせて完成

傷病名の入力方法

入力の際は、指示書に記載されている傷病名を[+傷病名を追加する]から入力してください。入力した傷病名は、看護記録Ⅰや看護計画書のAIお勧め検索など各機能に反映します。

  • ②[組み合わせ候補から選ぶ]は①[傷病名を検索]で入力した文言から予測される傷病名の候補を表示します。それに対し、③[新しく組み合わせて選ぶ]は①[傷病名を検索]で入力した文言に一致する接頭語・傷病名・接尾語を表示します。②[組み合わせ候補から選ぶ]もしくは③[新しく組み合わせて選ぶ]のいずれかから該当の傷病名を選択してください。
  • 探している傷病名が③[新しく組み合わせて選ぶ]に表示されない場合は、接頭語・傷病名・接尾語が混じった状態で検索している可能性があります。検索する文言を短くすると、接頭語・傷病名・接尾語のいずれかに完全一致し、表示されることがあります。または、②[組み合わせ候補から選ぶ]に表示されていないか確認してください。(A)をONにすると指示書に記載されているコードで検索ができます。この場合は、完全に一致する接頭語・傷病名・接尾語を表示します 。
  • (C)の「傷病名:」は接頭語→傷病名→接尾語の順で固定表示し、接頭語同士もしくは接尾語同士であればドラッグ操作で入れ替えることができます。

【関連ページ】

訪問看護指示書(精神科訪問看護指示書含む)の「主たる傷病名」に対する登録方法が変わりましたが、特別訪問看護指示書(精神科特別訪問看護指示書含む)の登録はどうなりますか。

「傷病名入力」の画面にある[未コード…]は何ですか。

傷病名を検索しても選択肢が出てこない場合はどうしたらよいのですか。

  • 病状・治療状態など
    訪問看護指示書の「病状・治療状態」に記載される内容など、利用者の傷病名に関連する情報を入力します。
  • 別表7疾病
    [別表7疾病]を押すと、対象の傷病一覧(※)が表示されます。該当する項目を選択してください。
    (※)厚生労働大臣の定める疾病等の利用者(告示第2の1)特掲診療料施設基準等別表第七に掲げる疾病等の利用者
  • AIお勧め検索で利用可能な主傷病一覧
    AIお勧め検索とは、iBowで計画書を作成するときに指示書に登録された主傷病からマッチングした[長期目標][短期目標][問題点][看護内容]を表示する機能です。[AIお勧め検索で利用可能な主傷病一覧]に掲載されている主傷病がAIお勧め検索の対象です。
【関連ページ】
看護計画書の[AIお勧め検索]が反応しません。

認知症の場合はこちらを選択(精神科重症患者早期集中支援管理料を算定する場合を除く)

精神科訪問看護指示を選択したときに表示されます。ONにするとシステム上介護保険での請求と判断します。

【関連ページ】
認知症のご利用者に精神科訪問看護を行う事はできますか。

現在の状態

別表8状態、特別管理加算の有無、臨時対応の対象かどうかが登録できます。

別表8状態
[別表8状態]を押すと、対象の状態一覧(※)が表示されます。該当する項目を選択してください。
(※)厚生労働大臣の定める疾病等の利用者(告示第2の1)特掲診療料施設基準等別表第八に掲げる者

別表8状態を登録すると、登録内容に合わせて特別管理加算の設定を自動で変更するか選択できます。

【関連ページ】
指示書情報]登録時に、「別表8の登録内容に合わせて、特別管理加算の設定を変更しますか?」というアラートがでました。どのように対処したらよいですか。

特別管理
特別管理加算の対象者である場合に選択します。

【注意】
[特別管理加算]を[加算あり]に設定していない場合は表示されません。
表示するためには、マスタメンテ>事業所マスタ>事業所・サテライト一覧で該当事業所を選択し、[特別管理加算]を[加算あり]に設定してください。介護保険分、医療保険分が分かれていますのでご注意ください。

臨時対応
新型コロナウイルス感染症に係る臨時的な取り扱いが必要をONにすると、利用者に対して特別管理加算を2回まで算定できるようになります。また、[訪問へ行く][記録を提出]の[加算項目]から[オンライン訪問(電話対応)]が選択できます。

【関連ページ】
オンライン訪問の看護記録書Ⅱを作成するにはどうすればよいですか。
介護保険で介入している方に特別訪問看護指示書が出ました。特別訪問看護指示書の期間に新型コロナウイルス感染症の臨時的取り扱いに係るオンライン訪問(電話訪問)を行った場合、iBowはどのように設定すればよいですか。

加算項目

利用者に適用する加算が設定できます。

24時間体制
マスタメンテで設定している場合に表示されます。
マスタメンテ>事業所マスタ>事業所・サテライト一覧で該当事業所を選択し、「24時間対応体制加算」で[加算あり]を、「負担軽減取組(24時間対応体制加算)」で[あり]もしくは[なし]を、それぞれ選択してください。

在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院
[療養費明細書特記事項欄の「6支援」に反映]がONの場合に、iBowレセプトで出力する療養費明細書の特記事項欄「6支援」に〇が付きます。

長時間訪問看護加算条件
該当する条件をONにすると、長時間訪問看護加算が算定できます。

【関連ページ】
精神科長時間訪問看護加算の算定要件は何ですか。
介護保険で長時間訪問看護加算を算定する際、iBowでの登録はどうすればよいのですか。

重症児判定
[重症児判定]を押し、該当する項目を選択して[判定する]を押すと、超重症児または準超重症児に該当するかどうかが判定できます。

精神科複数回訪問
精神科訪問看護指示を選択したときに表示されます。ONにすると、レセプト画面で1日の訪問件数に応じ2回又は3回以上の加算チェックが自動でつきます。

【関連ページ】
精神科複数回訪問看護加算が自動的に反映されません。どうすれば自動的に算定されますか。
精神科特別訪問看護指示書が交付された場合、精神科複数回訪問看護加算は算定できますか。
精神科複数回訪問加算は精神科訪問看護指示書に複数回訪問の必要性「あり」に〇が記載されていれば算定できますか。

他の訪問看護ステーションへの指示

複数の訪問看護ステーションから訪問看護を受けている場合、他①、他②に訪問看護ステーションを登録してください。

【関連ページ】
看護計画書・月次報告書に、他の訪問看護ステーションの宛名を入れたい場合どうしたらよいのですか。
ご利用者に対して、同時に介入している他の訪問看護ステーションを一覧で見ることはできますか。

ひな形

訪問看護指示書、精神科訪問看護指示書、点滴注射指示書、特別訪問看護指示書、精神科特別訪問看護指示書のひな形が出力できます。

医師にひな形を提出する時などにご利用ください。PDFとExcelが出力できます。
文言などを変更したい場合はExcelで出力してください。

また、出力時点で有効な指示書が登録されていない場合は右下の医療機関情報や医師名が空白になります。

看護記録

【関連ページ】
下記を参照してください。
看護記録

経過観察

提出済の看護記録のデータをもとにバイタルグラフや計測値推移を表示します。バイタルは、同日に複数回測定しても最初の一回のみを表示します。
観察項目表示をONにすると、観察項目も表示します。

経過観察の印刷

[印刷する]ボタンを押すと、経過観察が印刷できます。

経過観察の印刷画面で印刷したい項目がカスタマイズできます。

各スイッチで表示したい項目を選択します。

  • 経過観察
  • 計測値推移
  • データラベル表示
  • 出力日表示
  • スライド表示
  • 観察項目表示

[Webで印刷する]を押すと、お使いのブラウザ及びプリンターの機能を使って印刷できます。

1ページにまとめたい場合は倍率を変更するなど、ブラウザやプリンターの機能を使って印刷設定ができます。

経過観察グラフのダウンロード

経過観察のグラフのみを画像かPDFでダウンロードすることもできます。
経過観察グラフの右上にある[…]を押して、形式を選択してください。

24時間体制

【関連ページ】
下記を参照してください。
24時間体制

書類

利用者に関する書類が作成できます。また、提出済の書類が閲覧できます。

【メモ】
各種帳票作成画面の[プレビュー]で確認するPDFデータの背景には「iBow訪問看護」と表示されます。背景に「iBow訪問看護」がない各種帳票を出力するには、必ず帳票作成画面の[提出]を押して情報を確定させてください。

看護記録Ⅰ

看護記録Ⅰで登録した情報は、他の帳票などに反映されます。また、看護記録書Ⅰが未提出だと作成できない書類があります。
作成できない書類:情報提供書、サービス確認書(看護計画書の提出も必要)

【関連ページ】
看護記録Ⅰの情報を反映する箇所は以下を参照してください。
iBow内で看護記録書Ⅰの作成・提出にあたって優先すべきご利用者はどのようなご利用者ですか。

連絡先あり/連絡先なし

連絡先なしを選択すると、家族1~家族5の入力欄が非表示になります。

ADL/日常生活自立度

提出済みの看護記録Ⅰに登録したADL/日常生活自立度は、利用者ページの[ADL]>[提出済み]でも確認できるほか、[基礎情報]>[状態]>「心身の状態」にも反映されます(「記載日」がADLの「評価日」より新しい場合に限ります)。

【関連ページ】
利用者情報>基礎情報>状態
利用者情報>ADL

関連機関(医療、法人、行政、歯科医療機関、居宅介護支援事業所)

[機関情報]を選択すると、登録した機関情報が情報提供書の宛名になります。[機関情報]を1つも登録していない場合は情報提供書が作成できません。
また、「訪問看護情報提供療養費(医療)(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)」や「口腔連携強化加算(介護)」※にチェックすれば、訪問看護情報提供療養費や口腔連携強化加算がレセプトに反映されます。

※下図の赤枠

【メモ】
訪問看護情報提供療養費を算定せずに、情報提供書だけを作成したい場合は[訪問看護情報提供療養費(医療)(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)]にチェックせずに[機関情報]を選択してください。
【関連ページ】
口腔連携強化加算を算定するには、どうすればよいですか。

月次報告書

月次報告書を作成すると、主治医やケアマネジャーなど各関係者の宛先を選択して報告書を出力できます。

担当者

月次報告書を作成する担当者を登録できます。職員登録されている職員から選択できます。

【関連ページ】
介護保険を持っていないご利用者も、訪問看護計画書や月次報告書にケアマネージャーの名前を宛名として載せることはできますか。

担当ケアマネ

[担当ケアマネ]はiBowの介護保険にて[居宅サービス計画作成者]が登録していない場合に表示されます。宛名に記載したいケアマネジャーを選択すると、各書類上に宛名が出力できるようになります。

看護の内容

看護記録[看護内容]が反映されます。

作成者1,2

前回記録から引用します。初期表示される職員は、ログインしている職員によって異なります。
[作成者2]に理学療法士等を設定すると別添作成欄が出現します。

情報提供元Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ

この項目を表示させるためには、記録書Ⅰの機関情報(情報提供療養費Ⅰ~Ⅲ)でチェックを入れ提供先を選択してご提出いただき、その後に情報提供書を作成・提出していただくと、情報提供書の記載日の月の報告書作成時に提供先が表示されます。例えば、記録書Ⅰご提出後、記載日が7月31日の情報提供書をご提出いただくと、7月分の報告書に表示されます。

情報提供書

情報提供書を作成すると、看護記録書Ⅰで指定した宛先に情報提供書が出力できます。

【注意】
看護記録書Ⅰを作成していないと情報提供書は作成できませんのでご注意ください。情報提供書の提供先は[看護記録書Ⅰ]から反映されます。

看護計画書

看護計画書を作成すると、主治医やケアマネジャーなど各関係者の宛先を選択して計画書を出力できます。

AIお勧め検索

指示書情報に登録した主傷病が[AIお勧め検索で利用可能な主傷病一覧]に該当する場合に、長期目標、短期目標、療養上の課題・支援内容の候補をAIが提案します。ただし、利用者の主傷病名と完全一致していないと表示できません。長期目標に何も表示されなかった場合AIお勧め検索で利用可能な主傷病一覧をご確認ください。

療養上の課題・支援内容・評価

計画書の[支援内容]に登録した看護内容は看護記録の[看護内容]に反映できます。

担当ケアマネ

保険情報の介護保険登録画面で[居宅サービス計画作成者]が未選択の時に表示されます。[担当ケアマネ]を登録しておくと、帳票から登録したケアマネジャー宛の計画書が出力できます。

サービス確認書

iBowで独自に作成できる帳票です。作成は必須ではありません。渡すタイミングも特に指定はありませんので説明時の資料としてご使用ください。

【関連ページ】
「サービス内容確認書」はどのような場合に使用しますか。

褥瘡対策

褥瘡対策を登録すると、褥瘡対策に関する看護計画書が作成できます。また、[計画作成日]~[計画終了日]の期間中、看護記録作成時に褥瘡が評価できます。

危険因子の評価>日常生活自立度

[日常生活自立度]をマスタメンテの[事業所情報登録]で選択している日常生活自立度以上に設定すると、看護記録作画面に[褥瘡の状態]や[危険因子の評価]の項目が表示されます。

計画終了日

[計画終了日]以降、看護記録作成時に[褥瘡の状態]を表示しません。褥瘡が全快した時など、褥瘡の評価をしなくてもよくなる日を記載してください。

看護サマリ

提出済の書類から情報を反映して、素早く看護サマリを作成する機能です。

【メモ】
各項目の[最新情報取得]を押すことで、提出済みの書類から最新の情報が反映されます。自動では反映されませんので、必ず[最新情報取得]ボタンを押してください。各「最新情報取得」ボタンを活用することで、看護サマリーが素早く作成できます。

事故ヒヤリハット

事故/ヒヤリハットを登録すると、[マスタメンテ]の[通知]で登録しているメールアドレスやチャットに通知が送信されます。

会議録

退院支援指導カンファレンス、退院共同指導カンファレンス、サービス担当者会議、その他会議の会議録が作成できます。

出席者

登録した出席者宛の会議録を[帳票]から出力できます。

ファイル

写真などの画像やPDFが登録できます。保険証の写真などステーションで利用者情報として共有するものを保存してください。
※アップロードできる形式はjpg・jpeg・png・gif・pdfです。動画は登録できません。

自費

登録した情報はiBowレセプトに連携されます。iBowレセプト以外のレセプトソフトには連携されません。iBowレセプト以外のレセプトソフトをご利用の場合は、自費を記載・確認できるメモとしてご使用ください。

カテゴリ/アイテム名

[マスタメンテ]>[選択肢マスタ]>[自費サービス項目]に登録しているものが選択肢として表示されます。

自費テンプレート

よく使う自費の内容をテンプレートとして登録できます。
テンプレートは[記録を提出]から看護記録を編集する時に表示します。

【メモ】
•毎回入力するような交通費などを登録すると便利です
•ここで登録したマスタは、記録書Ⅱ作成画面に表示します
•入力の手間を省き、入力し忘れ防止に役立ちます

ADL

ADLの評価や、評価の履歴が確認できます。また、新しく評価(登録)し[提出済み]に反映した内容は、看護記録Ⅰから反映した分も含めて評価日が最新の情報が利用者の[基礎情報]>[状態]>「心身の状態」に反映します。
さらに、「心身の状態」は訪問看護療養費明細書の「心身の状態」に反映します。ただし、iBowの「心身の状態」が連携されないレセプトソフトでは反映しません。

心身の状況プレビュー


こちらに表示された内容が、[基礎情報]>[状態]>「心身の状態」に反映します。そして、レセプト連携した時に訪問看護療養費明細書に反映します。
チェックを入れたADL項目が、「心身の状態」に反映します。
250文字を超えた場合もADL評価のコメントとしては保存されますが、「心身の状態」には250文字までしか反映しません。

【メモ】
プレビューで250文字以内に編集しておくことで、返戻を防止できます(訪問看護療養費明細書の「心身の状態」は250文字を超えると文章が途中で切れて返戻になります)。

看護記録Ⅰで入力したADLの確認

iBowでは看護記録Ⅰでも[ADL/日常生活自立度]が入力できます。ここでは、看護記録Ⅰで入力したものも含めて、ADLを一括で確認する方法を紹介します。

提出済みの看護記録Ⅰに[ADL/日常生活自立度]を入力している場合は、[ADL]内[提出済み]の[状態]に「提出済(看護記録Ⅰ)」と表示され、看護記録Ⅰに入力したADLの内容が確認できます。それが[提出済み]の中で[評価日]が最新であれば、[基礎情報]>[状態]>「心身の状態」にも反映します。
ただし、看護記録Ⅰの[ADL/日常生活自立度]で「介助程度」が「未選択」のADL項目は[ADL]内[提出済み]に表示しません。
また、看護記録Ⅰは、[書類]>[看護記録Ⅰ]で作成・提出できます。

服薬管理表

服薬管理表に登録した情報は看護サマリに反映されます。
※服薬管理表の作成は必須ではありません。服薬管理表を作成せずに、お薬手帳の写真をファイル登録で管理している事業所もあります。

【メモ】
[保存]を押した時に表示される「薬品名をマスタ登録しますか?」でOKを押すと、「薬品名」を[マスタメンテ]の[服薬情報登録]に登録できます。
つまり、[保存]を押した時に表示される「薬品名をマスタ登録しますか?」でOKを押すと、次回から選択肢に表示されるようになります。

帳票

iBowで作成した書類が確認できます。

 

 

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