■はじめに
令和6年の6月訪問実績(７月請求)より、医療保険請求分の訪問看護レセプトのオンライン請求(以下、オンライン請求)が開始する予定です。
オンライン請求で指定された形式に対応するため、オンライン請求が始まる前に、iBowに登録しているデータを指定された形式に合わせて編集または再登録していただく必要があります。
■オンライン請求によって入力必須、あるいは入力方法が変更となった項目とは
オンライン請求によって、入力必須、あるいは入力方法が変更となった項目は、iBow上で下記の5項目です。
⑴[マスタメンテ]>[連携機関マスタ]>[関連機関]>関連機関の都道府県コードを登録
⑵[マスタメンテ]>[連携機関マスタ]>[関連機関]>関連機関担当者の姓名を分離して登録
⑶[マスタメンテ]>[連携機関マスタ]>[医療機関]>医療機関の都道府県コードと事業所番号を登録
⑷[マスタメンテ]>[連携機関マスタ]>[医療機関]>医療機関医師の姓名を分離して登録
⑸[利用者情報]>[保険情報]>[医療保険]>記号・番号を分離して登録
■「医療保険オンライン請求Excel」について
「医療保険オンライン請求Excel」を使うと、オンライン請求によって入力必須、あるいは入力方法が変更となった項目を一括で編集、再登録できます。登録している関連機関や利用者の数が多いなど、iBow上で個別に編集することが難しい場合にご利用ください。
■「医療保険オンライン請求Excel」の使い方
≪Excelファイルの出力≫
始めに、[マスタメンテ]＞[データマスタ]＞[医療保険オンライン請求Excel出力]で、現在iBowに登録している情報が書かれたExcelを出力します。
※これを編集してiBowに取り込むことで、データを一括更新します。
1.Excelファイルを出力する事業所を①で指定します。
2.手順1で指定した事業所にサテライトがある場合は、②にチェックを入れるとサテライトの情報を、出力するExcelファイルに含められます。
※事業所にサテライトがない場合はチェックを入れられません。
3.③を押し、手順1～2で指定した事業所の情報をExcelファイルで出力します。
4.出力したExcelファイルを編集します。
編集内容は≪Excelファイルの入力≫「各シートでの編集内容」を参考にしてください。
≪Excelファイルの入力≫
次に、[マスタメンテ]＞[データマスタ]＞[医療保険オンライン請求Excel入力]で、編集を行ったExcelファイルを取り込んでデータを一括更新します。
登録間違いが発生しないよう、iBowに取り込む前は本Excelファイルに入力した情報を十分ご確認ください。
5.手順4で編集したExcelファイルを④で指定します。
6.Excelファイル上のどのシートを取り込むか⑤で指定します。
※⑤を押すと、下図のように取り込むシートを選択するプルダウンが開きますので、取り込むシートにチェックを入れてください。5シートすべて取り込む場合は5項目すべてにチェックを入れてください。
7.⑥[開始する]を押し、シートごとに確認しながら[取り込み]・[保存]を押して、手順5～6で指定したExcelファイルおよびシートをiBowに取り込みます。
■各シートでの編集内容
≪各シート共通の注意事項≫
※「医療保険オンライン請求Excel」では各内容がシートごとに分かれています。
各シートの灰色の列はiBowに登録している情報が既に反映しているため編集できません。水色の列のみ編集して取り込みを行ってください。緑の列はメモとして利用することができますが、iBowには情報を取り込みできません。
⑴「＜マスタメンテ＞関連機関」シート
関連機関所在地の都道府県コードを「【前提条件】」シートを参考に入力します。
⑵「＜マスタメンテ＞関連機関担当者」シート
関連機関の担当者の氏名およびふりがなを姓・名に分けて入力します。
⑶「＜マスタメンテ＞医療機関」シート
医療機関所在地の都道府県コードを「【前提条件】」シートを参考に入力します。
また、医療機関の事業所番号も入力します。
事業所番号が不明な場合は下記ヘルプ記事を参考にしてください。
「医療機関登録時に必要な「事業所番号」は、どこを確認すればよいのですか。」
⑷「＜マスタメンテ＞医師」シート
医療機関の医師の氏名およびふりがなを姓・名に分けて入力します。
⑸「＜利用者＞医療保険」シート
利用者ごとの保険証の被保険者番号を記号・番号に分けて入力します。
※本Excelファイルでは枝番号はできません。枝番号の編集が必要な場合は、各ご利用者のページ>[保険情報]タブから個別に編集してください。
※後期高齢者医療保険の場合は編集不要です。
